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みなさんの知らない事実



昨日のブログで、「カラーベストは淘汰される」など書きましたが、


昨日は触れなかった、目に見えていない「真実」が他にもたくさんありますので、


今日は、陶器瓦和形・陶器瓦平板・カラーベスト、それらについて少々!


これらの違いを詳しく分析すると、それらの厚み及び材質が引き起こす問題、


施工方法が引き起こす問題、形状が引き起こす問題の3つに分けられると思います。


「塗替えの必要性がある」「屋根が軽く見える」などは材質・厚みなどと関係してきますが、


一番大事なのはそれ以外の問題。


 


瓦に比べると、熱吸収率が圧倒的に高いと言う事実。


夏季の屋根材自体の表面温度ではなく、材料の裏側や下地材の温度差を見るとすぐ分かります。


和瓦が48度の時、平板瓦が53度、カラーベストに関しては実に58度まで上がります。


この温度差は、小屋裏の空間温度を直撃します。


冬季に至っても、同じような事がいえます。


外気温が0度の時の、下地材の表面温度はどうなのか?


和瓦6.3度、平板瓦5.7度、カラーベスト5.0度。


室内温度に一番影響を及ぼすのは、やはりカラーベストです。


 


次に施工方法が引き起こす問題。ここで決定的な違いが出ます。


瓦は下地の上に、桟を打ってその上に引っ掛けていきますが、カラーベストは


下地材に「直接貼り付ける」に近い形で施工します。


一番の問題は、この「下地に密着している」状態です。


屋根の葺き替えで、カラーベストを剥がしてみると一目瞭然です。


下地材が「ボロボロ」になっています。


これは施工方法に大いに問題があります。


外気の影響を一番受けやすく、尚且つ下地に密着している。これが示す意味は?


「結露」です。


瓦に比べると、「数倍の確率の高さ」で、結露を引き起こします。


その点、瓦は熱伝導率が低く、下地によって瓦自体の裏側に空間を作っていますので、


結露も起こしにくい上、ある程度の湿気の逃げ道も確保されているわけです。


 


そして、最後の問題「形状」これが一番大きい問題です。


カラーベストの場合、重ねの部分も密着しています。


毛細管現象で、水を吸い上げる様な構造になっています。


施工後、何年も経ったものに「コケが生えている」ものがありますが、


これは、重ね部分の水が切れないために「湿った状態が長い」事を表しています。


さらに、裏面は塗装されていない為、材料自体を侵食します。


そして、最大の問題はここから!


「雨水が散る」横走りする構造になっていること。


日本瓦を見るとよく分かりますが、降った雨水を波型の形によって一筋に集めます。


問題の箇所は、1階などの下屋根の壁際の施工部分です。


やはりこの場所でも、雨水は下方向だけでなく「横にも散る」という動きをします。


これは当然、建物内部への侵入の確率を高めます。


しかしこれは、現在大流行している「平板瓦」にも、全く同じ事が言えるのです。


平板瓦を用いた「寄せ棟屋根」、カラーベスト同様「壁際」これは決定的な弱点になります。


試行錯誤をして、漏らない施工方法に辿り着いた方も見えるかも知れません。


しかし、形状から来る問題は、施工方法によって「カバーされる」だけで、


「解決された」と、言うものとはまったく違います。


ある程度時間が経過した時、圧倒的に漏水を起こす確率が高くなるのは間違いありません。


洋風瓦でも、S字型のもの(S瓦)は別ですが、カラーベスト同様、今主流になっている、


洋風平板瓦も、「いずれは淘汰されていく」と僕個人は考えています。


それは、瓦業者・窯元の一部でも囁かれている事実です。


平板瓦も、色々な改良がされてきました。


水の横走りを防ぐ為に、何本もの立て溝を搭載したものも登場しました。


デザイン的にどうか?と思いますが、僕は施工後の責任問題を考えてよく使いましたが・・・


やはり、機能面より見た目重視のせいか、じきに廃盤となりました。


平板瓦がデザイン性に優れていても、構造上の問題を抱えている材料だと言う事を


認識していない業者・工務店はたくさんあると思います。


ここまで来ると、お客様が真実を入手し理解する事は、「不可能に近い」のです。


僕は、勉強不足の業者を責める気にもなれません。


僕でも、分からない事はたくさんあります。


お客様も、「自分の身を守る最大限の努力」はするべきです。


以前も言いましたが、「プロ」と「何でも知っている」は、絶対に同意語ではありません。


自分が知らない事は、伝えようがないんです。


何が自分に不足しているのかさえわからない場合もあるでしょう。


少なくとも我々業者は、「知っている」と勘違いしない事が、


「プロの務め」だと思っています。


 


 


 


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Comments

こんばんは
今日の話はいつもと違って,よおぉ〜くわかりました。
断然,和形の瓦が勝れていますよね。
あと,メンテナンスの時にも和形瓦は秀でていますね。だって,大昔から使ってるから,その形が今後変わるのは予想しにくい。
だから瓦が割れたら,おんなじ形の瓦を入れ換えてやればいいですから。
現代の建築主は考えます。考えて要求する力を持つ方は多いですね。実感です。
お客さんは賢いです!

・・・?

なんか・・・
「すいませんね!」
いつも、訳の分からない話ばかりで・・・!
でも、僕個人としては、この手のネタは嫌いです。
僕には合わない!
知っているだけで、話をする事に疲労感を感じてしまう僕は、本当に建築家でしょうか?

北海道では瓦を使わないため、わからない内容もあるなぁ。

でも、作り手が責任を持って使えるものが限られるのはわかりますね。

「こんな材料を持ってくるな」
現場で職人さんが納品業者を怒鳴る風景など、昔話でしか聞かなくなりました。

今でもあるのかなぁ?

「職人が自信を持って使える物」と
「メーカーが使って欲しい物」が
違う場合があるんですよね。

確かにユーザーさんにも見極めが必要です。

「瓦」使わなかったら、何使うんですか???
またもや、自分の無知さ加減を・・・ とほほ

職人が「こんな材料もってくるな」!という裏には、「自分が使うものを見ていなかった」と言う問題と、「この材料を使うと手間が食いすぎる」場合があります。

いずれにしても、現場サイドが悪いんですがね。
納材業者が悪気でやっている場合に限り、別問題ですよ!

・・・
それでもやはり、そんな業者と付き合っているこちらサイドの責任ですね。

僕は、自分の意地を持って、お客様を守ります。
できるかな~???

なるほど!

先程、ぐだぐだ意見を述べさせて頂いていましたが、今この記事を読んで、ちしおさんの言われるカラーベストのデメリットが非常によく判りました。
こういった内容は、確かに初めて耳にします。
でも、言われる事はごもっともだと思います。
そこから、私自身どう判断するか?ですが・・・正直、まだ解が出せずにいます。(^^;
(後ろ向きな考えかもしれませんが)施工によるカバーも含めて、検討していきたいと思います。
貴重な情報、ありがとうございました。

  • Date : 2006-11-26(日) 22:55:50
  • Website:URL
  • Name : miya244 [Edit]

miyaさん

コメントありがとうございます。
僕はいつも、自分の知っている真実をお伝えするだけです。
本来、ここまでいうべきものかどうかは判断しかねます。
もし、「りんごさん」のコメントによるツッコミがなければ、今回のブログも存在しません。
中途半端な男ですいません。
これからも、よろしくお願いしますね!

丁寧がご説明ありがとうございました。

夏だけでなく冬でも影響を受けるのですね。
平瓦には憧れがあったため、これまたとても参考になりました。

  • Date : 2006-11-27(月) 09:45:58
  • Website:URL
  • Name : りんご [Edit]

りんごさん

分かっていただけましたか。
僕の知っている範囲では、ざっとこんなところです。
おそらく、それらに替わるものを作り出したときに、一気に何かに取って代わられ消滅に近い末路を辿ると思われます。
そして、それに替わるものを作るのは、間違いなくカラーベストのメーカーです。
これも社会の仕組みかもしれませんね。

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